「人の話を聞ける子になってほしい」
多くの親がそう願っています。
どうすれば人の話をきちんと聞けるようになるのでしょうか。
「うちの子は自分の話ばかりで、人の話が聞けない・・・」
でもそれ、その子のせいじゃないかもしれません。
■親の「聞く力」が低いと、子どもの「聞く力」が育たない
子どもの「聞く力」が低いのは何故でしょうか。
それは親の「聞く力」が低いから。
普段、子どもの話をどのように聞いていますか?
・スマホを操作しながら
・テレビを見ながら
・作業をしながら
・興味なさそうに
子どもの話を片手間で聞くのではなく、きちんと目線を合わせ、傾聴しましょう。
子どもの「聞く力」を高めたいなら、まずは親が子どもの話に耳を傾けなければいけません。
しっかりと子どもの話を聞くと、子どもも大人の話を聞けるようになります。
■「聞く力」が低いとどうなる? 学力が低い子は「聞く力」が低い
・勉強が苦手になる
・作業が遅くなる
・忘れ物が増える
・失敗が多くなる
話を聞けない子は、このようになっていきます。
こういう子を見たことがありますか。
先生:「教科書58ページを開いて下さい」
生徒:「先生っ! 何ページ?」
先生:「58ページです」
あるあるです。
「聞いてる?」「聞きなさい」と先生や親に何度も言われる子がいます。
当然、勉強はニガテになっていきます。
学力を高めたければ、子どもの「聞く力」を高めましょう。
■子どもとの会話を楽しむ
子どもが学校や友達のことを勢いよく夢中で話すことがあります。
「〇〇が△△で、でも□□で・・・」
何の話をしているのか、よくよく聞いてみないと分からないこともあります。
「もっと詳しく教えて」と補足させたり、
「ひとことで言うと、どういうこと?」と概要を言わせてみても子どもとの会話が楽しくなります。
また、「つまり、○○だったんだね」と要約して返答することもオススメです。
聞き方を学び、「聞く力」が高まれば、話上手にもなれます。
■まとめ
自分の話ばかりする人は、自分が知っていることを話すため、新しい情報が入ってきません。
また、素直な気持ちで人の話が聞けなければ、長い人生の中で、学ぶ機会を何度も逃してしまうでしょう。
人の話を聞く人は、自分が知らないことを聴ける可能性が高く、
知識が深まれば、話題が豊富で会話が楽しい人になれます。
つまり、聞き上手は話し上手になれる。
子どもの「聞く力」を育てるために、まずは親が子どもの話を聞いてあげることが大切です。
子どもの話をきちんと聞くと、子どもも親の話を聞けるようになります。
そして、「聞く力」が高まると学力も高まっていきます。
子どもの話に耳を傾け、会話を楽しんで下さい。